観光ガイド/travel tips NO.2 鎌倉、五山巡り
国内のみならず、海外からの観光客にも人気の鎌倉。
今回は、鎌倉五山と呼ばれる、5つのお寺を中心に、鎌倉の観光情報を紹介したいと思います。
最近は、御朱印集めなども流行っていますよね。
御朱印を集めているという方、オーソドックスな観光には飽きた!という方、必見です。
1. そもそも、五山って何?
鎌倉五山とは、簡単に言えば、鎌倉にある5つのお寺のことを指す名称です。
これは、五山十刹の制(詳しくはこちら
https://kotobank.jp/word/五山・十刹-1537113)というものに基づいて定められていて、五山である、ということは、位が高いお寺、ということになります。
鎌倉五山以外にも京都五山、五山の上の南禅寺があり、これらは全て臨済宗のお寺になります。
また、五山の中でも第一から第五まで位の順番が定められています。
1建長寺
2円覚寺
3寿福寺
4浄智寺
5浄妙寺
1天龍寺
2相国寺
3建仁寺
4東福寺
5万寿寺
五山の上 南禅寺
2. 鎌倉五山の紹介
1建長寺
鎌倉時代の1253年に、北条時頼(5代執権)が開基、住職の蘭渓道隆が開山しました。
まあ簡単に言えば、権力と地位とお金があったお偉いさんの北条時頼が、蘭渓道隆という住職さんに、お金出すからお寺作って、って頼んだ感じですね笑
鎌倉五山第一位なだけに、とても大きく、鎌倉のお寺といえば、長谷寺と建長寺、というように、メジャーな観光スポットでもあります。
2円覚寺
1282年、北条時宗(8代執権)が、宋(当時の中国)から招いた無学僧禅師によって開山されました。
舎利殿や洪鐘(おおがね)など、国宝もあり、境内は結構広いです。
私は6月に行ったので、境内の紫陽花もとても綺麗でした。
また、北鎌倉駅からまっすぐ歩いて1分とすぐで、アクセスもとても良いです。
3寿福寺
1200年、源頼朝が没したのち、その妻、北条政子が開基、栄西のによって開山されました。
建長寺や円覚寺に比べると小さいですが、その分観光客も少ないので、静かにゆっくりと楽しむことができます。
4浄智寺
1281年に北条時頼の三男、宗政を弔うために創建されました。
第四位ともなると、かなりこじんまりして、しかも人もとても少なかったです。
5浄妙寺
1188年に足利義兼によって創建されたと言われています。
見てお分かりのように、第四、五位になってくると、小さく、歴史的にも背景が薄くなってしまいます。
が!!私は、五山をめぐることに意義を感じていたので行った先が予想より小さかろうが人気がなかろうが、気にしませんでした笑
3. おすすめの周り方
どこで、何時から始めるか、どこでランチをとるか、ほかにどこをまわるか...などによって変わってきますが、今回は、私が実際に行った時のおすすめの周り方を紹介します。
の順です。
それぞれ20分前後で歩いてまわれるので、景色を楽しみながら散歩をするのがおすすめです。
しかし、浄妙寺だけは離れたところにあるので、バスを使うのがベストです。
他の観光地をまわったり、ランチやカフェタイムのことも考えると、10時にはスタートさせておいたほうがいいと思います。
お寺は朝早く開いて、夕方17時にはだいたいどこも閉まってしまうので時間には注意が必要です!!
4. 鎌倉五山のついでに見たいところ
鎌倉には観光名所がたくさんあります!!
全体もそんなに広くないので、バスや電車をうまく使えば、五山に加えて、有名どころはバッチリ網羅できます。
別名、あじさい寺。
その名の通り、6月は紫陽花がとても綺麗です。
私が行ったのは6/30で、シーズンギリギリだったのですが、それでもいろんな色の紫陽花がたくさん咲いていて、観光客もたくさんいました。
円覚寺のすぐ近くにあるので、五山巡りの途中に立ち寄れます。
いうまでもなく有名ですね。
建長寺から寿福寺に行く途中に小町通りを通ると効率よく鶴岡八幡宮を訪れることができます。
八幡宮、小町通り付近にはレストランやカフェもたくさんあるので、ランチやカフェタイムに合わせて寄るのもおすすめです。
私は地元の人にも人気のカレー屋さん、キャラウェイでランチにしました。
味はもちろんとても美味しいのですが、量がすごいです!笑
お持ち帰り用のカレーのルーなども売っていて、地元の人が買いにきていました。
大仏
鎌倉といえば!
小町通りの方面からは少し遠いので、ここは江ノ電に乗って、由比ヶ浜駅で下車。
駅から大仏までの間には、有名な長谷寺もあるので、立ち寄ってみるといいと思います。
お土産店なども立ち並んでいます。
私は暑かったので、途中でカフェに立ち寄ってかき氷を食べました!
中にはバニラアイスが入っていて、とても美味しかったです。
いかがでしたでしょうか。
一味違った鎌倉観光をしてみませんか?